■ ID | 871 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埋立物および管理方法が処分場内の真正細菌群集構造に与える影響 |
■ 著者 | 澤村啓美
大阪大学大学院 池道彦 大阪大学大学院 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター 長森正尚 埼玉県環境科学国際センター 山田正人 (独)国立環境研究所 遠藤和人 (独)国立環境研究所 朝倉宏 (独)国立環境研究所 石垣智基 龍谷大学 |
■ 出版元 | (社)全国都市清掃会議 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第30回全国都市清掃研究・事例発表会、平成21年1月30日 |
■ 抄録・要旨 | 最終処分場における廃棄物の安定化を評価するために、浸出水質などが時系列で調査されている。さらに、微生物生態系の変化を解析できれば、廃棄物の安定化の主反応である有機物の微生物分解を深く理解できると期待されている。
本研究では、焼却灰と廃プラスチック破砕物、コンポスト等を混合埋立した野外の大型ライシメーター4基で実験した。なお、埋立開始後491日目まで浸出水中の微生物群集などを調査し、226日目から強制的に層内への送気を開始した。その結果、送気しなかった2基から、埋立開始後491日目および443日目に絶対嫌気性細菌が検出された。一方、送気した場合に、酸素を利用する細菌、並びに好塩性細菌が多数存在することが判明した。有機物の微生物分解過程は、好気性分解期から嫌気性酸生成期を経て、メタン生成発達期へと移行する。上記の結果は、層内ガスの水素濃度が高い期間が埋立開始から約1年間であることとほぼ一致した。 |
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